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今井・高嶋の千思万考「あきらめない熱意、雪より高く」

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コンプライアンス(法令遵守)は絶対的ではない・・・・のか【今井】
2013-10-24
日々仕事をしていると、いろんな事案の相談を受ける。例えば、「法律違反のないようにチェックとアドバイスをお願いしたい」という事案だ。

私は、常にダメなものはダメだということも、お客様に対する誠実だと考えている。ダメなものを見て見ぬふりをすることもできるが、それはプロとして、つまるところ法律家として許されないと考えるからだ。

しかし、四角四面に「違法です」と言うだけならこれもまたプロではないと思うし、お客様が求めているものでもないだろうと思っている。「ではどうしたらよいのか?」という問いに答えるのが「プロフェッショナル」ではないだろうか。

私や弊社の社労士、スタッフを含め、労務管理や助成金などの専門分野においてプロとしての対応が求められている。いろんな問題に対し、お客様にご理解いただけるように時には1年以上もかけて取り組んだり、労働基準監督署などの官公署と協議したりする。当然「依頼人の利益を守る」が第一だ。

ただ、他人(ヒト)に理解し受け入れていただくのは、仮に家族であっても親友であっても大変なのに、お客様であればなお大変なことであるのは言うまでもない。信頼関係がなければ成り立たない。つまり、お客様を信頼し、お客様から信頼される存在にならなければならないということだ。

コンプライアンスは重要であることは間違いないし、これを徹底していてお客様にご迷惑をおかけすることはまずないだろうと思う。しかし、これから新しく取り組もうとするときや問題点を改善しようとするときには、痛みを伴う場合も少なくない。従業員から不満が出たり、一時的に退職者が出たりする場合もある。

それでも、中長期的な展望で考えた場合には、必ずやお客様である企業や、そこで日々頑張っている従業員の方々のプラスになると信じて疑わない。その取り組みにはやはり信頼関係が不可欠である。

経営者と従業員とが同じ目標に向かって本業に打ち込める環境作りに少しでもお役に立てれば幸いであるが、我々が目指すところは、大いにそれに貢献できる存在であり続けることだ。

コンプライアンスが徹底されていなくてもよい企業もたくさんあり、徹底されていても問題の多い企業もある。

目指すべき環境があればコンプライアンスは二の次でよいかもしれないが、それでもやはりコンプライアンスは大切にしたい。大切にしたいと思える「活きたコンプライアンス」は、お客様にとって将来への確かな足跡になるという確信を持って、日々スタッフとともに精進し誠実に取り組んでいきたいと思う。

代表社員 今井 貴之
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