NHKの有働アナウンサー、V6の井ノ原さんがメインキャスターを務める番組「あさイチ」で「ブラックパート」が取り上げられました。

「ブラック企業」や「ブラックバイト」など「ブラック～」呼ばれる言葉が飛び交くご時世において、決して他人事ではないと認識せざるを得ません。

番組は1時間近くに渡り、不当解雇に対する対応、未払い残業代の請求方法、社会保険加入者の未加入問題について、具体的に解決に向けての相談窓口や請求方法、時効に至るまで詳しく解説していました。労働者支援団体の代表者、労働者側社会保険労務士が専門家として出演しており、実務レベルでの解説も適切なものでした。

①求人票では「社会保険完備」と書かれているのに試用期間中は社会保険に入れてもらえない、②給与明細から雇用保険料が引かれていたのに雇用保険に加入していなかった、③パートには雇用契約書はない、④パートに年次有給休暇はない・・・などどこにでも溢れている違法行為について、労働者側としてどう対処したらよいかなどのアドバイスがなされていました。

これまでは「会社が言うなら間違いないのだろう」と諦めていた労働者も多かったと推察しますが、今やインターネットやテレビで簡単に情報が入手できる時代にあっては、企業として事実を曲げたり、隠したりできる時代ではないことはいうまでもありません。

いかに透明性の高い企業運営をしていくか、ということも、私も一経営者として向き合い日々取り組んでまいりたいと存じます。